家の価値
不動産屋さんと
どう動けばいいのか分からなかった私達は、
まず、家を建てるにあたり、土地探しの時からお世話になっていた工務店の担当者さんに電話をかけました。
すでに以前の工務店を退職し、
違う職場で働いていた担当者さんでしたが
親身に私の話しを聞いてくれて、とても救われた気持ちになりました。
そして勤務歴も長く、いろいろな人との繋がりもあった事から
私達の住むエリアの不動産屋さんを紹介してくださり
担当者さんも同席の元、話しをする機会を作ってくれました。
家を売る理由
約束した日になり
少し緊張気味の私達夫婦のもとに
担当者さんと不動産屋さんがやってきました。
家を売る理由を聞かれ
正直に答えていいものか……
査定に響くのではないか?
など、いろいろ考えましたが
この件がなかったら
そもそもこんな大切な家を売るなんて思ってないわけだし……
正直に言おう!
そう思い、私はこれまでの経緯を話始めたのでした。
不動産屋さんの反応は、最初は
道路遊びが原因で、家を売るほどの事なのか?
というような顔をされていたのですが
詳しく説明をしていくにつれ
「確かに、私もその状況は嫌ですね」と共感してくださいました。
こればかりは、体験した人にしか分からない悩みですよね……
私も、ここに引っ越してくるまでは、こんな悩みを抱えるなんて思ってもいなかったですし、たまに道路で遊んでいる子を見かけても何とも思いませんでした。
ここで、もう一度言っておきたいのですが
もちろん、子供が外で遊ぶ事に関しては何とも思いません。
むしろ子供は好きなので、ほほえましく思います。
家の中でゲームばかりするよりも、外で体を動かし、
元気いっぱい遊んでほしいと思っています。
それに昔はよくみた光景ですし、そこで生まれるコミュニケーションもあるでしょう。
ただ、それはある程度の、マナーやルールを守っていたからだと思うのです。
周りとのコミュニケーションが取れている状況で、お互い了承の上と言いますか、
これ以上は周りのお家に迷惑になるからダメだよ!など、大人が教えていたのではないでしょうか?
そして、あまりにも度を越えた遊びの時は、
昔は、「危ないからここで遊ばないでね!」や
「ちょっとうるさいよ!」など周りの大人も注意するなど
声をかけていたように思います。
しかも、それは当たり前の光景で、注意されたら
「ちぇっ」っと思いながらも「はーい、すいませ~ん。」と言って
公園や学校など違う場所に移動していたように思います。
それに、たまにいましたよね?カミナリおやじみたいな人がwww
あの頃は怖くて苦手だったけど、今振り返ると
カミナリおやじは地域に一人は必要で、しかもそれは、とても重要な役割だったんだな~と思いますwww
今はどうでしょう?
周りとのコミュニケーションもさほど取れていない状況で
数件の家族の都合で、毎日家の前の道路で遊び
休日ともなれば、朝から夕方まで騒ぎ(道路で)
そして道路遊びとは関係のない
家や車の前でボール遊びやフリスビー遊びをし(道路でw)
少しでも注意しようものなら
「なに?あのお宅」と言わんばかりに、すぐご近所トラブルに発展し、
ひどい地域では、嫌がらせや無視などが繰り広げられるという現実。
それに
何?あのお宅!感じ悪いわね~って雰囲気出しまくってくるけど
『いやいやそれこっちのセリフだわ!』って思っています。
始まりだした道路遊び
不動産屋さんとの話しを進めている途中。
一軒のご近所さんが、子供と一緒に庭に出てきました。
別に自分の庭で遊ぼうが、何をしようが私には関係ないのですが
大抵の場合、庭で少しウロウロしてから
他の家からも見える道路(私道)に出てきて、
ボールや自転車の爆走が始まるのがお決まりのパターンなので、
私的に庭に出てきた時点で、気持ちが戦闘態勢に入ります。
ドラゴンボールの悟空達が戦う時に、最初にとるあの体制ですwww
案の定、この日も、一軒の庭遊びから、
急に集合がかかったかのように
次々と子供と親が出てきました。
道路族で悩んでいる方なら分かると思いますが
一軒が出てきてから、全員揃うまでのスピードめちゃくちゃ速くないですか?
あれは何なんでしょうね。
私には聞こえないですが、誰かが集合!!!の笛でも吹いているのですかね?
もはや呪いの笛ですね。
いつもなら、また始まった。
と嫌な気持ちになるのですが、
今日は、違います。
不動産屋さんと担当者さんに、実際の様子を見てもらいたかったので
むしろナイスタイミングでした。
そして、この様子を見た二人は口を揃えて
「これはちょっと……落ち着かないですよね……」
「敷地内の車の心配もですが、複数件の親も一緒になって遊んでいて、毎日の事なので余計に辛いですよね…」と。
でしょ?そうでしょ?やっぱそう思いますよね!!!!
私が感じている気持ちは間違っていなかった。
実際の様子を見て、理解と共感をしてもらえた。という事が
この時の私にとっては何よりも嬉しく、
辛く苦しかった気持ちを救ってくれたのでした。
続きます
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