家にいるのが怖かった~道路族との日々⑱

道路族の記録

苦しみの中で

動けない

もうこの家にいたら頭がおかしくなりそう……
いや、もうすでにおかしくなった後かな(笑)

朝起きても体を動かすのがしんどいし、気力も沸かない。
出かけるも億劫だし、夜寝る時も家の前の光景を思い出すだけで
息が苦しくなってよく寝れない。

旦那に話しをしている時も、なぜか急に涙が溢れてきて止まらない。

あれ??これって……

結構ヤバいんじゃ……。

気づいた頃には、もう体が思うように動かないし、何かをする気力もない。

まだ大丈夫……と思っていたけど、自分の身体がこの様な状態になって初めて精神的ダメージの大きさに気が付いたのです。

そして

今までは現実的ではないし、深く考えた事はなかったのだけれど


このままでは、日常生活どころか、自分自身の体調がどんどんおかしくなっていく。

私達は大きな決断を考えるようになりました。

家を売るという選択

ローンも莫大に残っているのに、引っ越しなんて馬鹿げてる。

せっかく見つけた土地、一生懸命考えた間取り。
いろんな事を想像してワクワクした時間。


全てを手放すなんて無理!!!
私だってそう思いますよ。

ここが、道路で遊びたい放題の隣人に囲まれた場所だと知っていたら
そもそも、こんな土地なんて買ってないわけですし。

だけど、心が壊れてしまっては意味がないというか……
これからの生活の方が大切だし。

私は勝手に流れ出る涙を拭きもせずに、主人に今の思いと今後の事を話しました。

家を売るのは反対の主人。

そりゃそうだ。
仕事の兼ね合いだってあるし。

なので私は、子供と一緒にしばらく実家に住みたい。と伝えました。
そこで気持ちを整えたい……と。

主人の答えは、実家に帰るのはちょっと……との事だったのですが


無意識に涙が溢れ、過呼吸になったり、夜もうなされて起きる最近の私を見て

ようやく事の重大さに気づいたようで、そこまで追い込まれていたのかと理解を示してくれました。


そして、家を売る……という選択肢も含めて

今後の事を二人でいろいろ話し合うことになったのでした。

続きます

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